衆議院議員渡辺周の国会ミニ報告

 10月に渡辺周議員からHPに掲載するということで原稿をいただきましたがすっかり忘れておりました。遅ればせながら掲載させていただきます。

 大橋ゆきお議員の日頃のご活躍に心から敬意を申し上げます。
 さて先般、北朝鮮によって拉致され、青春も人生も奪われた5人の日本人が帰国いたしました。私は今回の一連の報道、政府の姿勢に違和感を禁じ得ません。マスコミは“一時帰国”などと報じていましたが、言葉は正確に使わないと物事の本質を見誤ります。今回の帰国を“一時帰国”という言葉で扱ってはならず、暴力によって人生を奪われた日本人被害者の、国家ぐるみのテロ行為からの“開放”であります。
 日本の外務省幹部も「北朝鮮は生存者帰国や家族の北朝鮮訪問に“便宜”を図る、と言っている」などと平気で発言、このことを捉えて外務委員会で指摘しましたが、サービスを意味する“便宜”という言葉など決して使ってはならず、この言葉を日本政府側がオウム返しのように使っていたことは、北朝鮮側の言葉のマジックに洗脳されているのではとの懸念も抱きます。
 かつて「外交安保は票にならない」といって政治家が本腰で関わりませんでした。そのツケが25年間ものあいだ放置されたこの拉致問題につながったのではないでしょうか。今の時代ほど注目されている時はありません。今回を契機に外交安保問題を有権者の方々が本気で考えるきっかけになったと思います。

衆議院議員 渡辺 周

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