渡辺周、細野豪志の新年ご挨拶(05/01/01)

〜衆議院議員「わたなべ周」新年の御挨拶〜
 皆様、新年明けましておめでとうございます。
  
旧年中は、大変お世話になり、誠にありがとうございました。ふりかえれば、2004年は「災」の文字があらわすとおり、災害に見舞われた一年でした。
新潟中越地震はもちろんですが、静岡県東部では台風22号災害で多くの方々が被災されました。復興も道半ばであり、改めてお見舞い申し上げます。
また、年の瀬にはスマトラ島沖での巨大津波で、人類史上に残る大規模な被害が発生し、日本人の犠牲者も出てしまいました。
 これら災害を教訓に、どのように東海地震への備えに活かしていくか、態勢を整えていくのが我々の責任であります。
 
経済を振り返れば、小泉内閣は「景気の回復」を根拠に増税一辺倒の方針を推し進めています。家計を犠牲にした「景気回復」などあるはずもなく、まさに「人災」ともいうべき状況です。家計が実感できる経済再生に向け、製造業の復調、観光業などの育成に引き続き取り組んでまいります。
 暗い話題が続きましたが、「災い転じて福となす」の言葉もあります。経済、外交様々な課題が山積していますが、少しでも良くしていこう、という意志を持って臨みたいと思います。
 
今年もどうぞよろしくお願いいたします。                                                

衆議院議員 渡辺


〜衆議院議員「細野ごうし」新年の御挨拶〜

■政治家として・人間として
 新年、あけましておめでとうございます。例年になく温かいお正月となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。落下傘候補として三島でゼロからスタートした私も、早いもので国会議員として5度目のお正月を迎えました。ここまで私の議員活動を支えて下さった多くの皆さんに心より感謝申し上げます。 
昨年を振返りますと、国外ではイラク情勢の悪化、厳しい北朝鮮外交、国内に目を転じると、凶悪事件の頻発に、台風・地震被害の発生と、まさに激動の1年となりました。政治の重要性と限界を感じながら、私自身の果たすべき役割を考えさせられる日々が続きました。逡巡の日々の中で、夏に訪れた台湾での李登輝氏との出会いは、私に一つの示唆を与えてくれました。子供のような年齢の若手議員を前に、「台湾人の心」「21世紀の世界観」を語る氏の姿に、政治家としてというより、一人の人間として強い畏敬の念を感じました。我々日本の国会議員は、政策と政局の混在した国会論争、陳情合戦と予算の分捕り合い、そして選挙を意識するあまり、世界観、国家像、そして政治家像を語る言葉と機会をほとんど持ち合わせていません。だからといって、陳腐な決まり文句や大言壮語を繰り返して恥じることのない政治家となることは、私自身望むものでもなく、また許せるものでもありません。少なくとも己の現状に常に危機感を持ち、何を為すべきかを考え、且つ行動する人間でありたいと強く思います。
 絶望的な財政赤字の累積、食糧自給率・エネルギー自給率の低下、少子化と2007年から始まる人口急減、そして温暖化に象徴される環境変化。日本は間違いなく危機に直面しています。これらの危機に正面から立ち向かうことは大きな痛みを伴いますが、歴史上、何度も苦境を乗り越えてきたわが国には、その力があると私は信じます。本当に深刻なのは、痛みと非難を覚悟して国家的危機に立ち向かう政治家が出てきていないことです。「民は由らしむべし。知らしむべからず」との論語の一節は、説明責任を果さない自民党政治を批判する際に用いられますが、これは誤った解釈に基づいています。真に意味するところは、「国民にすべてを知らせることは不可能である。信頼させることが大切である」というものです。政治家として説明責任を果たすことは当然ですが、国民が全ての政策を理解することは不可能である現実を考えると、政治にはある種の人物委任の要素があることは紛れもない事実なのです。私は、由らしむに足る人間にならんと努力することから平成17年をスタートしたいと思います。

■国会の展望
 昨年1年間、国会を通過した法案(予算、条約を含みます)は200本を数えました。200本の法案の中で、与野党間で修正や共同提案を行なった結果、民主党は153本、つまり76%に賛成致しました。153本という数は、政府の見解を丸飲みしたり、全否定したりせず、それぞれ我々が悩んだ末に出した結論です。本年もこのスタンスを維持し、皆さんの声を反映させる努力して参ります。一方で、与党の反対で成立させることができなかった政策もあります。中越地震の被災者の皆さん、台風22号の被害にあわれた皆さんに対する支援策として提出した被災者支援法改正案、橋本派一億円事件を契機として提出した政治資金規制法改正案、そしてイラク撤退法案などです。積み残された課題を与野党協力で解決することが理想ですが小泉政権下では難しいと言わざるを得ません。やはり政権交代が必要です。民主党は分かりにくいと言われますが、我々には明確な役割があります。小泉政権による強者の政治の影で、「努力しても報われなかった人」「希望を失いかけている人」に光をあてていくことです。貸し渋りや個人保証で苦しむ中小企業の皆さん、リストラに苦しむ勤労者の皆さん、お年寄りや障害を持って生活をされている皆さんの不安を解消すべく、努力して参ります。 

衆議院議員 細野豪志


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